英語を学ぶ際に、前置詞は特に難しいと感じる部分の一つです。特に時間を表す前置詞は、日本語とは異なる使い方が多いため、混乱しやすいです。本記事では、時間を表す前置詞について詳しく解説し、その使い方や例文を紹介します。
基本的な時間を表す前置詞
at
atは特定の時刻や特定の瞬間を指すときに使用します。例えば、以下のような例があります。
– I will meet you at 3 PM.（午後3時に会いましょう。）
– The store opens at 9 AM.（その店は午前9時に開店します。）
また、特定の祝日や特定の時期の短い期間を指すときにも使用します。
– Let’s meet at Christmas.（クリスマスに会いましょう。）
– He was born at midnight.（彼は真夜中に生まれました。）
on
onは特定の日付や曜日を指すときに使用します。
– I have a meeting on Monday.（月曜日に会議があります。）
– Her birthday is on July 20th.（彼女の誕生日は7月20日です。）
また、特定の日付を含む特定の出来事や祝日を指すときにも使用します。
– We will travel on New Year’s Day.（元旦に旅行します。）
– The project starts on the first of March.（プロジェクトは3月1日に開始します。）
in
inは特定の月、年、季節、または長い期間を指すときに使用します。
– She will visit Japan in April.（彼女は4月に日本を訪れます。）
– He graduated from college in 2010.（彼は2010年に大学を卒業しました。）
– The flowers bloom in spring.（花は春に咲きます。）
また、「in」を使って特定の時間の範囲を指すこともできます。
– I will finish the report in two hours.（私は2時間以内にレポートを終わらせます。）
特殊な時間の表現
by
byは特定の時刻や日付までに何かが完了することを示します。
– Please submit the assignment by Friday.（金曜日までに課題を提出してください。）
– The train will arrive by noon.（電車は正午までに到着します。）
until
untilは特定の時刻や日付までに何かが続くことを示します。
– The store is open until 10 PM.（その店は午後10時まで開いています。）
– He will stay here until Sunday.（彼は日曜日までここに滞在します。）
for
forは特定の期間を示すときに使用します。
– I have lived here for five years.（私はここに5年間住んでいます。）
– She will be on vacation for two weeks.（彼女は2週間の休暇を取ります。）
during
duringは特定の期間や出来事の間に何かが起きることを示します。
– He fell asleep during the movie.（彼は映画の間に寝てしまいました。）
– The store was closed during the holidays.（その店は休日の間閉まっていました。）
頻度を表す前置詞
every
everyは繰り返しの頻度を示すときに使用します。
– She goes to the gym every day.（彼女は毎日ジムに行きます。）
– They meet every week.（彼らは毎週会います。）
on
曜日を使って繰り返しの頻度を示すときに使用します。
– We have a meeting on Mondays.（私たちは月曜日に会議があります。）
– The market is open on Saturdays.（市場は土曜日に開いています。）
once, twice, three times, etc.
これらの表現は特定の期間内での繰り返しの頻度を示すときに使用します。
– She visits her parents once a month.（彼女は月に一度両親を訪れます。）
– He goes to the dentist twice a year.（彼は年に二度歯医者に行きます。）
時間の前置詞の使い分け
前述のように、英語には時間を表す前置詞が多くありますが、その使い分けが難しいと感じることもあるでしょう。以下に、いくつかのコツをまとめてみました。
特定の時刻や短い期間：at
特定の時刻や短い期間を指すときはatを使います。
– We will meet at noon.（正午に会いましょう。）
– The show starts at 7 PM.（ショーは午後7時に始まります。）
特定の日付や曜日：on
特定の日付や曜日を指すときはonを使います。
– The party is on Friday.（パーティーは金曜日です。）
– My birthday is on September 10th.（私の誕生日は9月10日です。）
月、年、季節、長い期間：in
月、年、季節、または比較的長い期間を指すときはinを使います。
– She will graduate in 2023.（彼女は2023年に卒業します。）
– They go skiing in winter.（彼らは冬にスキーに行きます。）
期限や締め切り：by
特定の期限や締め切りを示すときはbyを使います。
– Finish your homework by tomorrow.（明日までに宿題を終わらせなさい。）
– The report is due by the end of this week.（レポートは今週末までに提出です。）
継続する期間：until
ある時点まで継続する期間を示すときはuntilを使います。
– I will be here until 6 PM.（私は午後6時までここにいます。）
– The store is open until midnight.（その店は真夜中まで開いています。）
特定の期間：for
特定の期間を示すときはforを使います。
– I have been studying English for three years.（私は3年間英語を勉強しています。）
– She will stay here for a week.（彼女は一週間ここに滞在します。）
期間中の出来事：during
特定の期間や出来事の間に何かが起きることを示すときはduringを使います。
– He got sick during the trip.（彼は旅行中に病気になりました。）
– The museum is closed during renovations.（その博物館は改装中に閉まっています。）
練習問題
最後に、学んだことを確認するためにいくつかの練習問題を用意しました。以下の文に適切な前置詞を入れてみてください。
1. I usually wake up _____ 6 AM.
2. We will meet _____ Monday.
3. She was born _____ 1990.
4. The project must be completed _____ the end of the month.
5. He stayed in the office _____ 10 PM.
6. They have been friends _____ ten years.
7. The dog barked _____ the night.
8. The store is closed _____ Christmas Day.
解答
1. I usually wake up at 6 AM.
2. We will meet on Monday.
3. She was born in 1990.
4. The project must be completed by the end of the month.
5. He stayed in the office until 10 PM.
6. They have been friends for ten years.
7. The dog barked during the night.
8. The store is closed on Christmas Day.
これらの練習問題を通じて、時間を表す前置詞の使い方を理解し、実際の会話や文章で適切に使えるようになることを目指しましょう。英語の前置詞は慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、繰り返し練習することで確実に身につけることができます。頑張ってください！
